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先に結論
Notta と CLOVA Note(現: LINE WORKS AiNote)はどちらも日本語の会議音声を文字起こしできるAIツールです。用途と既存の業務環境によって、向く方が変わります。
| 読者タイプ | まず試す候補 | 理由 |
|---|---|---|
| Zoom・Teams・Meetを使う個人・フリーランス | Notta | 主要Web会議ツールへの自動参加・連携に対応しており、会議後の要約・ToDo抽出まで一気通貫で試せます。 |
| LINE WORKSを使う企業・チーム | LINE WORKS AiNote(旧CLOVA Note) | LINE WORKSとの統合が前提に設計されており、既存のLINE WORKSアカウントから利用できます。 |
| どちらか迷っている | 両方の無料枠で同じ音声を試す | 日本語精度と修正時間は自分の音声でしか分かりません。15分検証手順(後述)で比較してから決めます。 |
CLOVA Noteの現状を確認する
「CLOVA Note」として検索している場合は、製品の移行状況を先に確認してください。
LINEが提供していた「CLOVA Note(ベータ版)」は、2025年2月4日からノート作成などの主要機能を利用できなくなり、後継サービスとして「LINE WORKS AiNote」へのデータ移行が案内されました。現在、日本語文字起こしサービスとして継続利用できるのはLINE WORKS AiNoteです。
本記事では「CLOVA Note」の後継である「LINE WORKS AiNote」を比較対象とします。最新のプラン・機能は公式サイトで確認してください。
最初に決めること
どちらのツールを試すかは、「どの会議環境で使うか」と「どこまでの機能が必要か」で変わります。
| 状況 | まず確認する候補 | 確認すること |
|---|---|---|
| Zoom・Teams・Meetの会議を議事録化したい | Notta | 会議ツールの自動参加・録音連携、話者分離、要約、ToDo抽出、チーム共有。 |
| LINE WORKSを社内で使っていて会議録音したい | LINE WORKS AiNote | LINE WORKSプランとの関係、文字起こし対応時間、AI要約・議事録機能の有無。 |
| 無料で試してから判断したい | 両方のフリープラン | 月間利用上限、保存期間、出力形式、チーム共有の可否(各公式サイトで確認)。 |
| 複数の会議録を横断整理したい | Notta Brain(Nottaの上位機能) | 複数録音の横断分析、レポート下書き、AIクレジットの上限。詳しくはAI会議分析ツール比較も参照。 |
7つの軸で比較する
両ツールを同じ基準で比較します。料金・無料枠の上限は変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| 比較軸 | Notta | LINE WORKS AiNote(旧CLOVA Note) |
|---|---|---|
| 日本語精度 | 日本語の会議・商談での利用を想定した設計。固有名詞・専門用語・数字の精度は自分の音声で確認を推奨。 | LINEのAI技術で日本語音声処理に対応。業種特有の固有名詞は同様に自分の音声で精度を確認する。 |
| 話者分離 | 対応。精度は音声品質・発話者数・マイク環境で変動する。 | 対応。精度は音声品質・環境・プランにより異なる場合がある(公式で確認)。 |
| AI要約・ToDo | 会議の要約・決定事項・ToDo抽出に対応。プランにより利用量が変わる。 | AI議事録・要約機能を提供。プランにより対応範囲が異なるため公式サイトで確認。 |
| 外部会議ツール連携 | Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsへの自動参加・録音連携に対応。 | Web会議録音はZoom・Microsoft Teams・Webex・Google Meet・LINE WORKSに対応(2026-07-22公式確認)。利用にはLINE WORKSアカウント(個人利用でも)が必要。 |
| 無料枠 | 月間の文字起こし時間に制限あり。上限・保存期間は公式ページで確認。 | フリープランあり。文字起こし時間・AI機能・保管期間の条件は公式で確認。 |
| データ保持・セキュリティ | 保存期間・削除条件・セキュリティ基準は公式で確認。業務利用前に社内ルールと照合する。 | プランにより保管期間が異なる。LINE WORKSの法人向けセキュリティ基準は公式資料で確認。 |
| 料金 | 無料〜有料プランあり。チーム・企業向けプランは人数・機能で料金が変わる(公式で確認)。 | フリー・ソロ・法人プランあり。LINE WORKSとのセット利用条件は公式で確認。 |
読者別に試す順番
| 読者タイプ | 試す順番 | 理由と注意点 |
|---|---|---|
| 個人利用・フリーランス(Zoom/Meet中心) | Notta無料枠 → 月間会議量で有料化判断 | Zoom・Meetとの自動連携から試すのが最短。月間の会議時間と無料枠の上限を先に計算する。 |
| 少人数チーム(会議ツール混在) | Notta無料枠で代表者がテスト → チーム共有の動線を確認 → チームプラン検討 | 共有機能・権限管理を個人での検証では確認しにくい。最初に代表者が試して共有設定まで見る。 |
| LINE WORKSを使う企業チーム | LINE WORKS AiNote(既存プランで利用可能か確認) → 不足があればNottaを比較 | 既存のLINE WORKSアカウントから始められる場合は追加コストが少ない。機能が足りない場合にNottaと比較する。 |
| Zoom/Teams/Meet以外の社内ツール中心 | 両方の無料枠で同じ会議音声を試す → 修正時間で判断 | 会議ツール連携ではなく録音ファイルのアップロードで試す。同じ音声で修正にかかる時間を比べる。 |
無料枠での15分検証手順
どちらのツールも、実際の自分の音声で試すまで精度の差は分かりません。以下の手順で最小限の検証ができます。
- 5〜10分の会議音声を1つ用意します。顧客名・契約情報・社外秘情報は使いません。社内の定例会議の音声が理想です。
- 同じ音声を両方のツールに入れて文字起こしします(それぞれ無料プランの範囲内で行う)。
- 固有名詞(社名・人名)、数字(金額・日付)、話者分離の精度を確認し、修正に何分かかるかを測ります。
- 要約・決定事項・ToDoを出し、実際の議事録として使えるか、手直しの量を確認します。
- 共有URL・テキスト出力・PDF出力など、チームへの共有で使う形式を確認します。
- 無料枠の月間上限、保存期間、チーム共有機能の制限を各公式サイトで確認します。
向いている人・向かない人
| 候補 | 向いている人 | 向かない人・向かない状況 |
|---|---|---|
| Notta | Zoom・Teams・Meetを日常的に使い、会議後の要約やToDoまで自動で出したい人。チームで議事録を共有・検索したい人。 | LINE WORKSが社内標準ツールで、他サービスの追加が難しい人。文字起こし結果を外部サービスに入れられない社内ポリシーがある場合。 |
| LINE WORKS AiNote(旧CLOVA Note) | LINE WORKSをすでに利用している企業・チーム。追加ツールを増やさずに会議録音・文字起こしを始めたい人。 | LINE WORKSアカウントを新たに開設したくない人(個人利用でもLINE WORKSへの登録が必須)。旧CLOVA Noteベータ版の機能をそのまま期待している人(現行プランの確認が必要)。 |
導入前の失敗パターン
| 失敗パターン | 起きる理由 | 避け方 |
|---|---|---|
| 精度だけで選んで共有・権限設定を見ない | 文字起こし結果を見て満足し、チームへの共有方法・権限管理を確認しないまま契約する。 | 共有URL・権限設定・削除ルールを無料枠で必ず試す。 |
| 旧CLOVA Noteと現行LINE WORKS AiNoteを混同する | 「CLOVA Note」で検索して古い情報を参照し、現行プランや機能と異なる前提で比較する。 | 公式サイトで現行プランを確認してから比較する。旧ベータ版は2025年2月4日に主要機能停止。 |
| 無料枠の上限を計算せずに運用を始める | 月間の会議時間と無料枠の文字起こし時間を比較せず、上限超過で突然使えなくなる。 | 月間の会議時間を見積もり、無料枠の上限と照合してから導入する。 |
| 社外秘・顧客情報を最初から入れる | 検証用の音声と本番の音声を分けずに使い始める。 | 最初は顧客名・契約情報を除いた音声で試し、保存先・共有範囲・社内ルールを先に確認する。 |
| LINE WORKS契約なしにAiNoteだけ使おうとする | LINE WORKS AiNoteがLINE WORKSのプランと紐づいていることを見落とす。 | 公式サイトでLINE WORKSとの関係・必要なプランを確認してから始める。 |
注意点
会議音声には顧客名、契約情報、未公開の事業情報が含まれることがあります。業務で使う場合は、録音許可、社内ルール、保存期間、共有範囲、外部サービスへの入力可否を先に確認してください。
料金・機能・プラン条件は変更される場合があります。申し込み前に各公式サイトで最新情報を確認してください。
他の文字起こしツールも含めて比較したい場合
Notta・LINE WORKS AiNote以外のAI文字起こしツール(Otter.ai、Zoom AI Companion、Teams Copilotなど)との比較はAI文字起こしツール比較で整理しています。複数の会議録を横断して資料化したい場合はAI会議分析ツール比較も参照してください。
次に確認すること
Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsで会議を文字起こしし、要約・ToDo抽出まで使いたい場合は、まず Notta の無料枠で自分の会議音声を試してください。LINE WORKSを利用している場合はLINE WORKS AiNote公式サイトで現行プランを確認してから比較します。
契約前に条件を整理する
AIツールを増やす前に、用途、無料枠、保存データ、解約条件をチェックリストで確認してください。